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2018年4月25日 08:38

34. 京都仁和寺へ

・4月某日、京都で日本内科学会総会が開催されたため、参加してきました。当日は、曇りのち雨、あいにくのお天気でした。

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・今回は学会のついでに、市内右京区にある『仁和寺(にんなじ)』まで足をのばしてきました。

このお寺は、平安時代に創建され、天皇の皇子・皇孫が住職を継承されてきたことから、「(旧)御室御所(おむろごしょ)」とよばれています。

写真は、正面入り口に建つ重要文化財の「二王門」です。これは京都三大門の一つに数えられ、左右に金剛力士像が安置されています。

正面.jpg 柱.jpg

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・境内には、御殿と庭園がひろがり、簡素な美が表現されています。奥に重要文化財の「五重塔」も覗いています。

庭.jpg 庭2.jpg

・これらは、H6に国連の世界遺産に登録されました。

また本尊の「金堂」は、国宝の指定を受けています。

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・霊宝館は、仏像、仏画、経典、日記、そして「漢方古医書写本」などの国宝が所蔵されていることで有名です。運よく春の『名宝展』が開かれていたため、それらを拝観してきました。

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・展示されていた代表的な漢方古医書(写本)は以下です。

  日本最古の医書 「医心方」(丹波康頼(912-995)撰述)

  黄帝内経注釈書 「黄帝内経太素」(楊上善 (唐代初)撰注)

  薬学本草書 「新修本草」(蘇敬ら(7世紀)撰述)

もちろん、これらは撮影できるものではありません。 ここでは原物を見せていただき、感激し、帰ってきた次第です。

 

普段私たち漢方医は、下の影印出版されている書籍に触れています。

 ・医心方ー仁和寺本影写本(オリエント出版社)

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・仁和寺本 黄帝内経太素 東洋医学善本叢書 (東洋医学研究会) 太素.jpg

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