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2026年1月31日 22:14

127. こころの悩みに漢方を(気の停滞)

「気」は体全体を流れるため、異常が生じると、体の様々な箇所に”ゆがみ”が生じます。

 

 気のゆがみには、次のようなものがあります。 

 (1)気虚(ききょ)

 (2)気うつ

 (3)肝気うっ結

  (4) 気逆(きぎゃく)

 

  • 気うつ

 気うつというのは、ひとことでは「気分が晴れない状態」を言います。

 精神的には、

 〇イライラ

 〇抑うつ

 〇不安

 〇焦燥感

などが生じます。

 

 これらは「気」が停滞することによって生じるわけですが、長引くと身体には、

 〇頭が重い、のどがつまる

 〇胸苦しい、げっぷがでる、動悸がする

 〇お腹が張る、ガスがたまる、だるい

などの症状を伴うようになります。

 

 「気」は体内であふれていても、足りなくても、動かず停滞し、変調につながることが問題とされており、治療を必要とします。

 

・・・

 その治療法の大枠は、

 

  • 気を直接めぐらせる

 気は全身をめぐらせるため、体の要所で気を動かす生薬を用います。

 

  • 気の動きを阻むものを除く

 気の通路の邪魔になるようなモノ、たとえば、食べ物のカス、便、血の塊(お血)、痰などを取り除くよう配慮します。

 

 また体が冷えていたり熱かったり適温でないと、気の運行が滞りがちです。その場合は、体を温めたり、冷ましたり、生薬による体温の調整を試みます。

 

・・・・

 具体的には、治療に「理気剤(りきざい)」と「安神剤(あんしんざい)」を用います。

 

  • 理気剤

 理気剤とは、「気」に直接動かすお薬です。

 

 代表的なものに『半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)』があります。

これは気剤の基本薬であり、気を調整する生薬の「半夏(はんげ)、茯苓(ぶくりょう)、厚朴(こうぼく)、蘇葉(そよう)」で構成されています。

 

 また同様の『香蘇散(こうそさん)』があります。

これは比較的体力のない方に好まれ、生薬には「香附子(こうぶし)、陳皮(ちんぴ)、蘇葉」が用いられています。

 

 また自律神経が乱れると、しばしば胃腸が悪くなることを経験しますが、

先の2つの漢方薬から発展した良い薬があります。それは

 『小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)』。

 『平胃散(へいいさん)』

の2つです。

 

 理気剤は主に以下のようなタイプに投与され、効果をはっきします。

 ・不安な人

 ・おどおどしている人

 ・沈んでいる人

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